2015年版 MacBook Pro/Mac mini 向けオススメSSD比較

2015-03-13T02:10:00+09:00
     
 

MacBook ProMac miniに適したSSD比較の2015年版です。

前回SSDの紹介をしたのが2013年3月。あれから2年が経過しましたが、円安が進んだことで値段も思ったほど下がらず、SATA接続という規格上の限界から、性能もほとんど向上しませんでした。

当時の記事を見てくださったMacユーザーの方々からは非常に好評でしたが、きっと後悔はせずに良い買い物が出来たと喜んでいただけたと思います。

  • 買う機会を狙っている人
    規格上の制限で、もうこれ以上の性能アップは見込めないので買っちゃいましょう
  • 寿命が気になる人
    どんなにハードな使い方しても寿命が来ることはありませんので気にしなくて大丈夫ですよ

MacBook Pro(非Retina)やMac miniユーザーの方々は、まだまだ愛機を現役で活躍させたいですよね。是非ともSSDを搭載してみてください。マシンを買い替えたような体験が出来ますよ!!

当ページを参考に、Macを大切に使っている人達の役に立てると本当に嬉しいです。

SSD比較 Part1 (ハイスペック編)

やはり買うなら高性能なモデル!! という人向けのSSDを紹介します。

ページ下部にコストパフォーマンス編もあります。サーバー向け等の更なる高性能モデルもありますが、ノートPCに搭載するには十分ハイスペックなモデルです。高性能モデルも当時よりは格段に買いやすい金額となっていますので、迷っているならこちらを選択すると良いと思います。

なお、MacBook ProやMac miniはどのSSDを使っても4KデータのRead/Writeが遅いため、公称のシーケンシャル性能だけを見て選ぶと良いです。

Crucial MX200
2015年2月発売
いま一番人気のあるCrucial(Micron社のブランド)のSSDです。性能、価格ともに文句なし
コントローラはMarvell製(自社カスタム)でシーケンシャルRead/Writeが早い傾向にあります。難点を上げるとすればファームウェアのバージョンアップ時にCD/DVDからの起動が必要で面倒臭いということくらいかな。
250GB(CT250MX200SSD1): Read 555MB/s, Write 500MB/s
500GB(CT500MX200SSD1): Read 555MB/s, Write 500MB/s
1TB(CT1000MX200SSD1): Read 555MB/s, Write 500MB/s
Samsung 850PRO
2014年9月発売
速度・耐久性ともに評判が良く、PC自作派などに人気のあった840PROの後継モデル。
コントローラが自社製という強みを活かして、BootCampでWindowsを導入していれば、Magician Toolというアプリから簡単にファームウェアアップデートが可能です。
Macの純正SSDはSamsung製のため一番相性が良いかもしれません。Samsungが嫌だという人でなければオススメですが、少しだけ値段が高いですね。ちなみに私は840PROユーザーです
256GB(MZ-7KE256B/IT): Read 550MB/s, Write 520MB/s
512GB(MZ-7KE512B/IT): Read 550MB/s, Write 520MB/s
1TB(MZ-7KE1T0B/IT): Read 550MB/s, Write 520MB/s
Intel 730 Series
2014年3月発売
言わずと知れたIntel製です。530 Seriesより耐久性がアップしています。
530 Seriesはコントローラが砂コンと呼ばれるSandForce製ですが、730 SeriesはIntel自社製で、サーバー向けSSDから流用されているため信頼性があります。
IntelのSSDもBootcampでWindowsを導入していれば、Intel SSD ToolBoxというアプリから簡単にファームウェアアップデートが可能です。
なお、Intel製SSDは通例として予備領域が事前に確保されているため、240GB/480GBと容量が少なくなっています
240GB(SSDSC2BP240G4R5): Read 550MB/s, Write 270MB/s
480GB(SSDSC2BP480G4R5): Read 550MB/s, Write 470MB/s

他にメジャー製品としてPLEXTORのM6Proが挙げられますが、M5Proに続いてまた不具合があった様子で、安定していないためオススメからは除外しました。

SSD比較 Part2 (コストパフォーマンス編)

お金があれば高性能なものが欲しいけど、大容量モデルが欲しい人、それほどハードな使い方をしない人、もしくは5年もすれば新しく買い替えるという人は、型落ちモデルや低価格モデルの購入も良いと思います。

なお、安いSSDは「TLC」という仕組みで、セル一つに3bitの情報を格納しているため、セルに対する読み書き回数が増えるため必然的に耐久性が低くなります。

当ページでは「MLC」というセル一つに2bitの情報を格納しているモデルに限定して紹介します。(安物TLCより以下のMLCの方がコスパは高いです)

Crucial BX100
2015年1月発売
前述のMX200に対して、BX100はエントリーモデルの位置付けです。
エントリーモデルとはいえMLC NAND採用でTLCモデルよりずっと良いと思います。
コントローラはSilicon Motion製で信頼性は高いですが、性能はやや低めです。
500GBか1TBを狙うならば断然候補になってきますね。
250GB(CT250BX100SSD1): Read 535MB/s, Write 370MB/s
500GB(CT500BX100SSD1): Read 535MB/s, Write 450MB/s
1TB(CT1000BX100SSD1): Read 535MB/s, Write 450MB/s
500GBと1TBを掲載します。250GBを買うならMX200を購入しましょう
Crucial MX100
2014年3月発売
1世代前のモデルです。在庫が残っていて上記のBX100と値段が変わらなければ、こちらの方がオススメです。コントローラはMarvel製で高性能です。
256GB(CT256MX100SSD1): Read 500MB/s, Write 330MB/s
512GB(CT512MX100SSD1): Read 500MB/s, Write 500MB/s
512GBを掲載します。256GBを買うならMX200を購入しましょう
Samsung 840PRO
2012年11月発売
1世代前のフラッグシップモデルです。非常に人気のあったモデルで速度・耐久性ともに現役モデルに引けをとりません。コントローラは自社製でファームウェアアップデートも楽です。私自身も丸2年使ってますが耐久性は後述の通り抜群です
256GB(MZ-7PD256B/IT): Read 540MB/s, Write 520MB/s
512GB(MZ-7PD512B/IT): Read 540MB/s, Write 520MB/s
256GBと512GBの掲載です。

2年前はCrucialの勢力はそれほど強くなかったのですが、いまやコスパで選ぶとCrucialですね。

在庫があるなら840PROもオススメです。HDD部門では評判の悪かったSamsungですが、SSDではとても優秀です

840PROを2年間使用しましたが劣化は見られません

私はSamsungの840PRO 512GBを2年間、業務用にDBサーバーとして利用したり、かなりハードな使い方をしましたがほとんど劣化は見られません。

書き込み3400GB、4750時間(2年間毎日6.5時間換算)利用で以下の結果です。新しいモデルの850PROやMX200であればこれ以上の性能が期待出来ますので、SSDの劣化は心配いらないと思います。

Spec MacBook Pro(15-inch, Mid 2012 i7 2.6GHz) MD104J/A
Samsung 840 Pro 512GB

新品ベンチマーク(BootCamp Windows7)
840ProNew

2年使用後ベンチマーク(BootCamp Windows8.1)
DiskMark 2years old

Disk Info
840ProDiskInfo

いかがだったでしょうか。

SSDに不安を抱いている人、新型に買い換えたい人、何も躊躇することなくSSDを購入して楽しんでください!!


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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

2年前もSSDの換装時に参考にさせていただき、いま満足な結果ですが、今回も又SSDに変えるに当たって参考にさせていただいています。

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